特別栽培米研究会 どっこん水

美味しいコシヒカリの炊き方

せっかく良いお米でも、炊き方が悪かったら美味しく食べられません。正しいお米の研ぎ方・炊き方を覚えてコシヒカリをより美味しく食べましょう!

1:お米を研ぐ

お米についているヌカや汚れを落とすために研ぎ(洗い)ます。また、お米の表面に付いているタンパク質を取り除くことも美味しく炊き上げるために必要です。(タンパク質がお米の表面に残っていると風味が悪くなってしまいます。)

・たっぷりの水で底の方から手早く大きくかき混ぜて水を軽く切ります。
 (時間にして10秒くらい。時間をかけ過ぎるとイヤな匂いがついてしまいます。)
・水を注ぎ手のひら全体でお米を底に押しつけるようにして数回お米を研ぎます。
・その後は水が澄んでくるまで水を替えて洗います。(3〜4回くらい)
・時間をかけ過ぎると炊きあがりにイヤな臭いがついてしまいます。
 洗い始めてから3〜4分で洗い終わるようにしましょう。

※研ぐときにお米は水分を吸水しますので、最初に使用する水はミネラルウォーター等を使用すると美味しく炊くことができます。

2:お米を水に浸す

お米の芯までふっくらと炊き上げるために炊く前に必ず水に浸して置いてください。
・夏場…30分
・冬場…60分〜90分

*浸す時間を取らないまま炊いてしまうと粘りが無く芯の固いご飯になってしまいます。時間が取れない場合はぬるま湯に15〜20分ほど浸して置きましょう。(この時の水もなるべく良い水で浸してください。)

3:水かげんの調整

水の量は通常はお米の量プラス20%です。美味しく炊くには新米は少し少なめの水で、古米は少し多めにしましょう。炊きあがりのご飯の硬さはお好みによりますので、水の量を変えてみてお好みの硬さを見つけてください。

※炊く際の水はミネラルウォーターなどが良いですが、用意できない場合は水道水でも置き水や湯冷ましした水を使うほうが美味しく炊きあがります。

4:炊飯する

炊飯器の釜の中にお米を入れたら、手で表面を平らにならします(炊きムラを防げます)。お米を炊く際に、木炭や竹炭を入れて一緒に炊くとヌカやカルキ臭が抜けて美味しく炊きあがります。炊きあがってもすぐにフタを開けずに10〜15分ほど蒸らしてください。(炊飯器により蒸らす機能が付いている場合があります)

蒸らしが終わったらご飯を潰さないようにしゃもじで全体的に空気を含ませながら切るように軽くほぐします。その時に上のご飯と底の方のご飯が混ざり合うように軽く混ぜてください。余分な水分をとばして水っぽさが無くなります。

電気ジャーでの保温はお米の美味しさがどんどん逃げてしまいます。なるべく炊くあがり後は早めにお召し上がりください。電気ジャーでの保温の目安は4〜6時間です。それを超えるとイヤな臭いやご飯の変色の原因になります。

どうしてもご飯が残ってしまった場合は一膳分の量ごとにラップにくるんで、十分に冷めたら冷凍庫で保存してください。食べる前に必要分を電子レンジで温めてください。