2013年3月アーカイブ

「温湯消毒」で農薬を使わずに種籾殺菌

お米作りがいよいよスタートです。
先週から行っているのが種籾の「温湯消毒」。
文字通り、お湯で消毒を行います。

いもち病などの病気を防ぐために
薬剤(=農薬)を使って種子消毒を行うのが一般的ですが、
農薬を使わずに消毒を行うための方法の1つが温湯消毒法です。

手間は掛かりますが、美味しくて安全なお米をご提供するため、
特別栽培米研究会も採用しています。

1.乾籾は5kgずつ網袋に入れておきます。
 1袋に籾を入れすぎると温度管理が難しくなるので
 5kg程度が上限です。


2.60度のお湯に約10分間浸し、消毒を行います。
 この時間で内部まで消毒できます。
 ポイントは温度と処理時間を厳守すること。
 機械で作業するので間違いありません。


3.消毒が終わったらそのまま水で5分ほど冷却します。


4.続けて脱水作業。こちらも機械で行います。


5.最後に乾燥機で乾かして完了です。
 3時間ほど乾燥させ、水分量を15%程度まで落とします。
 後は4月になってから苗床を作る作業までしばしお休みです。